④ キティちゃんの場合
キティちゃんに初めてお会いしたとき、玄関まで元気にお出迎えしてくれてシッポをブンブン振ってくれていました。
飼い主様もそんなキティちゃんをとてもフレンドリーな子だと認識されていました。
実際にお客様が来るたびに皆さんにご挨拶して可愛がられている優秀な看板犬です。
飼い主様から聞いてほしいと言われたのは、お散歩中に自転車やバイクに吠えるのはどうして?という疑問でした。
キティちゃんに聞いてみると、こんな光景を見せてくれました。
お散歩中に突然自転車が真横を通り過ぎて行ってものすごくビックリしたんです。
それからは「ここにいるから気をつけてよ!!」って言ってるんだそうです。
それには飼い主様も「そんな事があった?」と驚かれていました。
いつもお散歩は夜しか時間が取れなかったことと、自転車側からも見えづらいかもしれませんね。とお話ししてくださいました。
また、お散歩は夜だけということで、それについてキティちゃんはどう思っているのかということで聞いてみると、「できれば明るい方がいいな」という回答でした。
後日談ですが、その後飼い主様は朝のお散歩に切り替えたそうです。
そして、自転車やバイクがそばを通る時は一度立ち止まったり、キティちゃんが危なくないようにかばうように立ってくれているそうです。
そうすると、キティちゃんも自転車やバイクに吠える事はなくなったそうです。
朝のお散歩も気持ちよさそうだとのこと。
そして、キティちゃんの社交性についてのお話しになったときに、少し違和感を感じることをお伝えしました。
いつもお客様を元気にお出迎えしてとてもフレンドリーなキティちゃんですが、そのことについて聞いてみると。。。
「アタチいい子ょ!痛いこととかしないでね!お母さんのことイジメないでね!」というものでした。
これには私もビックリして、どうして(お客様が痛いことするかも)と思うのかを聞いてみました。
そうすると、こんな光景をみせてくれました。
この飼い主様のお家に来る前のことです。
とっても小さなパピーちゃんだったころ、小さな箱の中から見上げていたのはネクタイをしたスーツ姿の男性。
その人がとても冷たい目で自分を見ていたこと。
その冷たい目で見られて、とても怖かったこと。
そんな経験からキティちゃんは、小さいながらもニコニコしてシッポをブンブンしてフレンドリーにしていたら悪いことは起きないと学んでいたのでした。
それを飼い主様にお伝えすると、飼い主様もビックリされていました。
キティちゃんと出会ったところは優しそうなお姉さんばかりのショップだったそうです。
なので、スーツ姿の男性なんて思いもしなかったし、キティちゃんの社交性が実は処世術で、そんなに気を使っていたのかと驚かれていました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キティちゃんと最初にお会いしたときに感じた違和感は、実はキティちゃんが想像以上に繊細な心を持った子で、しかもお母さんの身を案じつつの処世術だったということでした。
動物さんの感情がこんなにも繊細で、家族を思いやる心でいっぱいなんだと感動したセッションでした。
---☆-----------------------------------------------------------------------------------
飼い主さまと動物さんとの絆を深めるアニマルコミュニケーション
次回をお楽しみに☆彡
-----------------------------------------------------------------------------------☆---